住宅

【転職での引っ越し】手続きをわかりやすく完全解説!

こんな人におすすめの記事です
  • 引越しの予算は?必要な手続きは何?
  • 住所変更などはどこでやるの?期日は?
  • なんの書類を提出したらいいかわからない
  • 転校や転所の手続きはどうすればいいの?

 旦那さんの転職などで引っ越しすることになった家庭に多い悩みですが、この記事を読めば、煩わしい手続きが簡単に終わせられます。

今回は、

  • 引っ越し費用と必要な引っ越し手続き
  • 各種保険や免許証などの住所変更の方法
  • 転校・転所の手続きと待機児童になってしまったときの対処法

以上3つの視点をチェックリストを使って詳しく解説していきます。

 実際に地元へのUターン転職を経験し、市で勤務していたからこそ解説できる部分もあるので、「引っ越しによる手続き」に困っている人はぜひ参考にしてみてください。

早く教えて!

この記事の結論
  • 手続きは早めに行う
  • 引っ越しは合い見積もりを取る
  • 住所変更はマイナンバーカードがあればなんとかなる
  • 転校・転所は特定のタイミング・時期にしかできない

引っ越し費用と必要な引っ越し手続き

 全国的な相場は3人家族の場合、引っ越し費用は12万円ほど。引っ越し費用の相場と必要な手続きをきちんと理解しておくと、トラブルが少なく済みます!ぜひ参考にしてみてくださいね。

 引っ越し手続きで必要になってくるのは以下の3つです。詳しく解説していきます。

必要な引越し手続き

引っ越し業者の手配
大家さんや不動産会社に退去通知を出す
新居を探す

引っ越し業者の手配するときの具体的な流れ

 

引っ越し業者手配の流れ
  1. 転職後の入社日を確認
  2. 入社日から逆算して引っ越しのスケジュールを決める
  3. 引越し料金を一括見積する
  4. 一番安いなど自分に合った条件の引っ越し業者を選ぶ

 

 旦那さんの転職の時期にもよりますが、転職が決まったらすぐに引っ越し業者を手配するようにしましょう。

 転職後の仕事の入社日を確認し、そこから逆算して引っ越しのスケジュールを決めていきます。遅くても入社日の前日までには終わるようにしたいですが、引っ越し翌日から新しい職場に出勤も辛いと思うので、余裕をもって終わらせるようにしましょう。

 引っ越し業者にとって、3月~4月上旬、9月、年末年始、ゴールデンウイークは繁忙期なので希望日に引っ越しできないことがあります。そのため、引っ越しをすることになったら早めに動き出すようにしましょう。

 

反対に6月、11月、1月は閑散期なので、そこまで急がなくても大丈夫ですよ!

引っ越しを急いでいることを業者に伝えてはいけません

 急いでいる人は引っ越し費用が多少高くしても気にしないため、引っ越し業者側も「少し費用は掛かりますが、うちはほかの業者よりも早く引っ越しを手配できますよ」などの営業トークで、普段よりも割高な引っ越し費用を請求してきます。

 引っ越し業者はたくさんいるため、必要以上に一つの業者に固執する必要はありません。落ち着いて探せば、安い費用で希望日に引っ越しをしてくれる業者さんは必ず見つかります。

 以下の記事では、引っ越し費用を抑える4つの方法を詳しく解説しているので、引っ越し費用を節約したいという人はぜひ見てください。

引っ越し費用を抑える方法 4選! ・初めての引っ越し、費用が多くかかるのではないかと心配 ・引っ越し費用を抑えたい  引っ越し費用は安く抑えたい...

賃貸に住んでいる場合は、大家さんか不動産会社に退去通知を出す

家族

 

賃貸の方
退去通知を、退去予定日の1か月前にメールで送る

集合住宅の方
退去通知+引っ越し日を事前に管理会社に届け出る

 

 現在、賃貸物件に住んでいる場合、大家さんか不動産会社に退去通知を出してください。

 退去のための契約書や手続きに時間がかかるため、遅くても退去予定日の1か月前には退去通知を出すようにしましょう。場所によって、手続きの書類を郵送で送るのか、直接不動産会社に行って記入しないといけないのかも変わってきますから、しっかりと確認するようにしましょう。

実際の不動産会社とのやり取り

 集合住宅の場合、引っ越し時に騒音などで迷惑をかけるため、引っ越し日を事前に管理会社に届け出るよう義務づけているところもあります。

なるべくメールなど形に残るモノでやり取りをすると、トラブルになりにくいのでおすすめです!

 

 退去によるトラブルはとても多く、国民生活センターの情報によると2022年だけで9,734件トラブルの相談が寄せられてます。(参考 国民生活センター 賃貸住宅の原状回復トラブル

 以下の記事では、退去トラブルに巻き込まれないようにする方法や退去費用を抑える方法を、国土交通省のガイドラインをかみ砕きながらわかりやすく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

【知らない=損】退去費用を抑えるポイント5選この記事では、費用を抑える方法・退去時に業者が請求するポイントについて詳しく解説していきます。...

新居を探す

家を選ぶときのポイント

敷金・礼金が0円のところにする
家探しのサイトはなんでもいい
地元の不動産会社からその地域の情報を集める

 

 引越しで何より大変なのが新居探しです。

ピッタリの条件で探すと時間がかかるし、かといって妥協した家で不満や不便を感じながら生活するもの嫌ですよね。

 

 また、新しい環境で生活費がいくらかかるかもわからないのに、引っ越しの初期費用にお金を使ってられないよという気持ちも痛いほどわかります。

 基本的に、敷金・礼金0円の物件を探すといいでしょう。敷金・礼金が高い=いい物件ではないですし、0円でもいい物件はいくらでもあります。

 そして、物件を見つけるためのサイトは、なんでもいいです。

なんでもいいってどういうこと?

 

 実は、どこの物件紹介サイトでも扱ったり、紹介している物件は共通なんです。レインズと言われる業者専用の物件のデータベースがあるのですが、そこから引っこ抜いてきて紹介してるだけなので、どこで調べようと大差はありません。

 ただ、仲介手数料0円の物件だけを扱っている。扱う物件のジャンルは決めていないが、物件の掲載数は多い。などサイトごとの特徴はあるので、自分の住みたい物件のジャンルを多く扱うサイトで探すといいと思います。

 特にサイトにこだわりはないよーという人は、以下のサイトがおすすめです。

おすすめ物件サイト

・ウチコミ
・ビレッジハウス

 ウチコミは仲介業者を挟まず、大家さんと直接取引できる物件サイトです。直接話すことで、大家さんの人柄を知ることができますし、住む際の条件や家賃の相談もしやすいです。さらに、仲介業者を挟まないため、仲介手数料は0円なんです。

貸す側、借りる側お互いに納得できる条件で住むことができるのが魅力です。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

貸主の人柄が知れたり、物件の疑問を直接聞けたりするのは安心しますよね。

✔大家さんと直接交渉ができるため、賃料や初期費用が安くなることも
✔大家さんの人柄が分かる
✔仲介業者を挟まないため、仲介手数料が0

 

 

 ビレッジハウスもウチコミと同様に、仲介業者を挟まないで取引ができます。そのため、仲介手数料が0円になることはもちろんなのですが、それ以上に魅力になるのが家賃の安さです!

 ビレッジハウスはなんと家賃20,000から探すことができるんです。もっと安いところだと、17,000の物件もあります。その分家がボロボロだったり、狭かったりするかと言うとそういうことは全くありません。

以下のリンクで紹介している物件はビレッジハウスが実際に取り扱っている物件なのですが、この広さ2Kで家賃17,000なんです!!家族で住むにはうってつけですよね。

ビレッジハウス|ビレッジハウス仏田

 もちろん、部屋や地域によって値段は変わるので自分の引っ越ししたい地域で検索してみてください。

なんでこんなに安く借りかられるんだろう…ちょっと不安だな……

 ビレッジハウスが家賃を低くできる理由は、国が持っていた住宅をすごく安い値段で買い、その物件をリフォームして貸し出しているからなんです。すごいおんぼろの家を貸し出しているとか、いわくつきの物件とかではないので安心してください。

✔家賃20,000から探すことができる
✔仲介手数料・敷金・礼金・保証人なしで借りられる

 

 以下の記事では入居費用を抑える方法についても解説しています。以下の記事では1人暮らし向けで書いていますが、かかる費用の内訳や費用を抑える方法については、入居する人数にかかわらず参考にできる情報が多く乗っているのでぜひ見てみてください。

家を借りる人必見!10万円以上入居費用を安くする方法をこっそり解説 安く賃貸に住みたい 入居費用をなるべく安くしたい 賃貸の初期費用が高くて困っている。初めて一人暮らしをする...

引っ越し費用と見積もり方法

 

 家族3人で引っ越しの場合、引っ越し費用は通常時で平均9万円~、繁忙期では平均14万円~です。

 しかし、あくまでも目安であり、距離や荷物の量、時期によって大きく変動します。個人的な経験にはなりますが、ほとんどの場合ネットで出ている平均価格よりも安くなります。

 見積もり方法は、一括見積をおすすめします。

複数の引っ越し業者に見積もりをしてもらうことで、今時点での相場が把握できますし、一番安い引っ越し業者を手配することも可能になります。

 1つの業者で即決することはやめましょう。大手の会社であっても、初回見積もりで実際の数倍の料金を提示することも普通にあります。

 

 でも、引っ越し会社を1つ1つに見積もりを出すのは大変ですよね……!

 そこでおすすめなのが引っ越し見積もりサイトです。

 しかし、引っ越しサイトには、残念ながら個人情報を横流しするような「悪質なサイト」も存在します。

 また、見積もりボタンを押した途端、たくさんの引っ越し業者から営業の電話がかかってくるなど、「一括見積は少し怖い……」と感じる人も多いです。しかし、見積りサイトをことで、最も料金の安い引っ越し業者が見つけられるのは大きなメリットです。

 そのため、なるべく電話番号の入力が求められず、フリーメールだけで見積もりが取れるサイトを使うようにしましょう。

 引っ越し侍という見積サイトであれば、電話番号などの個人情報を渡さなくていいですし、単純に見積もり金額のみを表示してくれるだけなので安心です。

個人情報渡さなくていいのはうれしい!!
契約したい業者だけにコンタクトを取ればいいからストレスなくていいね

おすすめ引っ越し見積もりサイト
引っ越し侍
電話番号、メールアドレスなどの個人情報の入力なし

各種保険や免許証などの住所変更の方法

 

 

 転職に伴う引っ越しにはいろいろな手続きが必要になってきます。この章では、必要な手続きを解説していきます。

チェックリストで手続き方法や場所、必要書類などもまとめたので、手続きが多くて混乱する人も見ていってください。

 今回、この記事をまとめるにあたり、様々な自治体や組合、厚生労働省などの情報を参考にしています。各項目ごとに参考にしたサイトのページを乗せているので、そちらも併せてどうぞ!

家関係の手続き

やることリスト

引っ越し業者の手配
旧居へ退去通知を出す
新居探し
ライフライン(電気、ガス、水道)の解約をする

 

 家関係の手続きは4つです。上3つは「引っ越し費用と必要な引っ越し手続き」で解説したとおりです。

 ライフラインの解約手続きも引っ越しの1か月前にはやっておきましょう。契約している会社によっては、ネットによる24時間申し込みも行っているので、確認してみてください。

 年度末などの繁忙期は業者さんも忙しく、希望の日程に解約できないときもあるので早めに申し込みするようにしましょう。

ガスの元栓を閉めるときに、立ち合いが必要な場合もありますのでこちらも併せて確認するようにしましょう。

保険証、年金などの手続き

役所 手続き 男性

 各地域によって手続き方法が多少異なるので、参考としてどこで何が必要なのか大まかに覚えておくといいでしょう。

 ここだけの話、書類を一つ忘れてしまっても、市役所などの窓口でもらえますし、「自治体名+必要書類の名前」で検索すれば、書類をダウンロードできるページが出てきます。最悪、マイナンバーカードがあればなんとかなります


 マイナンバーカードは自分の情報を紐づければ、一枚でめんどくさい役所の手続きをほぼ簡略化で出来ちゃう優れもので、コンビニで住民票や戸籍謄本も印刷できます。役所手続き専用のプラチナカードといっても過言じゃないです。めんどい手続きが1日で終わるので、作っていない人はぜひ作ってみてください。

以下の手続きは、転入と転出の手続きを行った前提で書いています。
引っ越しをしたら、転入と転出の手続きを最初に行いましょう。

転出届と転入届

転出と転入の手続きを行っていないとほかの手続きが進められません。忘れないようにしましょう!

転出届手続き

手続き場所
市民課、行政センター、連絡所、市民サービスセンター
マイナポータル(オンライン上)

届け出主
本人、世帯主、代理人も可

必要書類
・本人確認書類(免許証、保険証、マイナンバーカードなど)
・印鑑
・委任状(代理人のみ)
・在留カード(外国人の方のみ)

期日
市街に転出する1か月前~引っ越し日まで

マイナンバーカードを持っている方はマイナポータルからオンラインで提出できます。この場合、引っ越し前の市役所に行かなくてOKです。
詳しくは以下のURLからどうぞ
マイナポータル:引っ越し手続きについて

転入届手続き

手続き場所
市民課、行政センター、連絡所、市民サービスセンター

届け出主
本人、世帯主、代理人も可

必要書類
・転出証明書(引っ越し前の役所、役場で発行)
・本人確認書類(免許証、保険証、マイナンバーカードなど)
・在留カード(外国人の方のみ)

期日
転入してから14日以内

※住民異動届(転入届、転居届、世帯変更届)は、14日以内に行う必要がありますが、コロナウイルスなどが理由の時は、届出期間を経過してしまっても受付してもらえます。

印鑑登録

 印鑑登録は代理人が申請をする場合、申請してから登録完了までに1週間程度かかります。

印鑑登録手続き

手続き場所
市民課、行政センター、連絡所、市民サービスセンター

届け出主
本人、代理人(委任状はいりません)

必要書類
・印鑑登録証
・紹介文書(代理人が申請したときのみ、家に届きます)

手数料
250円 クレジット可

期日
なし

保険証(国民健康保険・社会保険)

役所 手続き

 保険証は、国民健康保険と社会保険で手続き方法が変わります。さらに、引っ越し先が同じ地区内なのか、異なる地区なのかによっても提出する書類が変わってくるので、自分が当てはまるケースを確認するようにしましょう。

国民健康保険手続き

手続き場所
国民健康保険課、行政センター、連絡所、市民サービスセンター

届け出主
本人、代理人

必要書類
・本人確認書類(免許証、保険証、マイナンバーカードなど)
・国民健康保険証
・印鑑
・転出証明書
・申請者の国民健康保険証(代理人のみ)
・委任状(代理人のみ)

期日
健康保険の資格を喪失した日から14日以内

引越し先の居住地区が異なる場合は、旧住所で資格喪失手続きを行ってください。

 社会保険も離職期間無し(すぐに転職する場合)と離職期間あり(1日以上発生する場合)で、手続きが異なります。

離職期間無しの場合(すぐに転職する場合)

転職先の担当者が進めてくれるので、特に何かする必要はありません。

なくても再加入の手続きは可能ですが、健康保険資格喪失証明書を退職する会社から一応もらっておきましょう。

離職期間ありの場合(1日以上発生する場合)

離職期間がある場合、以下の1~3いずれかの手続きを行ってください。

  1. 健康保険の継続制度を使う
  2. 国民健康保険に加入する
  3. 家族の扶養に入る

 

継続制度ってどういう制度なの?

退職しても在職中と同じ健康保険を継続して使えるよっていう制度で、条件はありますが、最長で2年間利用できちゃうんです。

社会保険手続き 離職期間ありの場合(1日以上発生する場合)

1.健康保険の継続制度を使う場合

手続き場所
引越し先の住居地を管轄する協会けんぽ支部、健康保険組合

届け出主
退職者本人

必要書類
・任意継続被保険者資格取得申出書
・被扶養者届(家族を被扶養者として手続きする場合)

期日
退職日の翌日から20日以内

任意継続被保険者資格取得申出書はこちらからダウンロード可能です。
被扶養者届は資格取得申出書の2ページ目にあります。

2.国民健康保険に加入する

手続き場所
国民健康保険課、行政センター、連絡所、市民サービスセンター

届け出主
本人、代理人

必要書類
・本人確認書類(免許証、保険証、マイナンバーカードなど)
・印鑑
・国民健康保険に加入される方の健康保険資格喪失証明書

期日
退職した日から14日以内

以下のリンクは金沢市のサイトですが、必要なものなどが詳しく記載されているので、ぜひ参考にしてみてください。
金沢市:会社を退職した時に、国民健康保険に加入するためにどのような手続が必要ですか。

3.家族の扶養に入る

手続き場所
家族が加入する健康保険組合、配偶者側の会社

届け出主
本人

必要書類
・被保険者資格喪失証明書
・健康保険扶養者届
・国民年金第3号被保険者関係届
・印鑑
・マイナンバーor年金手帳
・源泉徴収票(確定申告時のみ必要)

期日
扶養に入れるようになった日から5日以内

扶養に入るためにはいくつかの条件を満たす必要があります
・年収130万未満(退職日からの1年間の収入)
・被保険者の1/2未満の年収であること
・被保険者の親族であること

以下の日本製鉄健康保険組合のサイトでは、解説、手続き、よくある質問の3つに分けて、扶養の条件、手続き方法、よくある質問が詳しく記載されているので、参考にしてみてください。
日本製鉄健康保険組合:家族を扶養に入れる|こんなときどうするの?

 継続制度の手続き方法を解説しましたが、もっと詳しく知りたいよ!という人は全国健康保険協会の健康保険任意継続制度(退職後の健康保険)についてをご覧ください。

国民年金保険

日本年金機構にマイナンバーカードが登録されている人は何にもしなくてOKです。

しかし、日本年金機構にマイナンバーが登録されていない人、住民票と違うところに住んでいる人は住所変更をする必要があります。

国民年金保険住所変更手続き

手続き場所
年金事務所、年金相談センター、市役所

届け出主
本人、代理人

必要書類
・年金受給権者住所変更届
・マイナンバーカードor年金手帳
・印鑑
・委任状(代理人のみ)
・本人確認書類(代理人のみ)

期日
転入日より14日以内

詳しくは日本年金機構の年金Q&Aをご覧ください。
日本年金機構:引越しをしました。住所編区の手続きは必要ですか。

年金受給権者住所変更届は以下リンクの住所を変更するときよりダウンロードできます。
日本年金機構:年金の受取機関や住所を変える時

児童手当

引っ越し先が同じ地区内なのか、違う市町村なのかによって児童手当の手続き方法が変わってきますから、間違えないようにしましょう。

児童手当は申請した翌月から支給されるので、遅れないように気を付けましょう。

同じ地区内に引っ越しをする場合

手続き場所
市役所、行政センター、連絡所

届け出主
本人、代理人

必要書類
・転居届
・本人確認書類(マイナンバーカード、免許証など)
・委任状(代理人のみ)

期日
転出予定日の翌日から15日以内

 異なる市区町村に引っ越しをした時には、引っ越し前と引っ越し後両方の市町村役場で手続きをしないといけません。具体的な流れは以下の2つです。

  1. 児童手当受給自由消滅届を引っ越し前の市区町村役場に提出
  2. 「児童手当認定請求書」を引越し先の市区町村役場に提出ー転出後15日以内に提出

提出場所も書類も違うのか……児童手当がもらえないと困るからしっかり確認しないとな。

 

 場所によっては、転出届を出すだけでOKのところもあるので、転出届を出した時に、一緒に窓口の方に確認するといいでしょう。

異なる市区町村に引っ越しする場合(引っ越し

手続き場所
引っ越し前の市役所、行政センター、連絡所

届け出主
本人、代理人

必要書類
・児童手当受給自由消滅届
・本人確認書類(マイナンバーカード、免許証など)
・委任状(代理人のみ)

期日
転出届を提出する日まで

 引越し先で児童手当請求を行うため、所得課税証明書を発行してもらってください。

異なる市区町村に引っ越しする場合(引っ越し

手続き場所
引っ越し後の市役所、行政センター、連絡所

届け出主
本人、代理人

必要書類
・児童手当認定請求書
・本人確認書類(マイナンバーカード、免許証など)
・印鑑
・申請者名義の預金口座が書かれているもの(通帳、キャッシュカード)
・申請者の健康保険保険者証のコピー
・年金加入証明書 (厚生年金加入者のみ)
・住民税の課税証明書(マイナンバーカード・マイナンバー通知カードが提出できない場合)
・児童のマイナンバーカードorマイナンバー通知カード(児童と申請者が別居している場合)
・児童の住民票(児童と申請者が別居している場合)
・委任状(代理人のみ)

期日
転入予定日から15日以内

 手続きが煩雑で大変な児童手当ですが、地域によってはマイナンバーカードで電子申請できるようになりました。以下は横浜市のHPになりますが、電子申請に必要なものや注意点なども記載されているので、参考にしてみてください。

横浜市:児童手当 電子申請について

児童手当の書類は郵送申請で送ることも可能なので、市役所に行けないよ、電子申請は難しいという人はぜひ活用してください。

生命保険などの各種保険

各種保険の住所変更

手続き場所
インターネット、電話、郵送、店舗に直接のどれか(加入している保険会社によって変わります)

届け出主
本人

必要書類
・証券番号(保険証に記載してある番号)
・電話番号
・引っ越し先の住所
・本人確認書類
・印鑑

期日
なし

保険の住所変更には、特に期日はありませんが保険会社から郵便物が届かない、保険金の受取がスムーズにできないということもあるので、心配な方はすぐに変更するようにしましょう。

マイナンバー

マイナンバーカードの手続きですが、マイナンバーカードをもって市役所、行政センター、連絡所いずれかのマイナンバーカードブースに行くだけでOKです。

 車の手続きは、普通自動車か軽自動車なのかで必要な手続きが微妙に変わってきます。

 特に面倒になってくるのが、「どこの陸運局に行くのか問題」です。これのせいで何時間無駄にしたことか……最終的に50㎞離れた市に行かないといけないことを知って絶望した記憶があります。皆さんもどこの地域の陸運局に行くのかよーーーーく調べておいた方がいいですよ!

運転免許証、車庫証明

 新居の最寄りの警察署か運転免許更新センター、運転免許試験場に行って手続きをしましょう。

 警察所と運転免許更新センターは平日の日中しかやっていません。平日に手続きができないときには日曜日も営業している運転免許試験場を利用するようにしましょう。

 受付時間は、8:30~16:30であることが大半ですが地区によって異なります。

運転免許証、車庫証明証

手続き場所
警察署、運転免許更新センター、運転免許試験場

届け出主
本人、代理人

必要書類
・運転免許証
・新住所が確認できる書類(マイナンバーカード、住民票、健康保険証、年金手帳、公共料金の領収書など)
・印鑑(実印じゃなくても○ シャチハタは×)
・申請写真(縦3cm×横2.4cm)
・外国人登録証明書 (海外在留者のみ)

期日
なし

手数料
免許証  :0円
車庫証明書:2600円~ 地域によって変動

住所変更に具体的な期日はありませんが、しないで放置すると2万円の罰金です。また、免許更新のはがきが届かず、免許失効の危険性もあるため気を付けましょう。同一世帯者であれば代理の方でも変更できるので安心して下さい!

車検証

車検証の住所変更手続き

手続き場所
普通自動車:新住所地を管轄する運輸支局
軽自動車 :軽自動車検査協会

届け出主
本人、代理人

必要書類
・車検証(自動車検査証)
・自動車検査証記入申請書
・手数料納付書(検査登録印紙)「普通自動車のみ」
・車庫証明(自動車保管場所証明書)「普通自動車のみ」
  ↘住所などを管轄する警察署より証明を受けたもので発行後概ね1か月以内のもの
・発行から3か月以内の住民票(軽自動車は印鑑証明書でも可能)

期日
引越しから15日以内

手数料
自分で行う場合:2000円~  (1日で完了)
代行業者   :6800円程度 (1週間程度かかる)

 しないと最大50万円の罰金になるため気を付けてください。この記事を読んでいる時点で15日過ぎてしまった人に向けてですが、15日を過ぎてしまっても罰金が科されたケースはほとんどありません

 私自身この記事を書いているときに、はじめて気づいて、その日のうちに変更しに行きました……(汗)車検証の住所変更を怠ると納税通知書が届かなかったり、自賠責保険の保険金が下りなかったりと様々な悪影響が出るため気を付けましょう。

転校・転所の手続きと待機児童になったときの対処法

書類

 転職の時期によっては、学期途中での急な転校や転所をしないといけないかもしれません。

転職が決まった時点で、学校や保育所に伝え、なるべく早くから手続きを始めるようにしましょう。

 転校が決まった時点で現在の学校・保育所に伝え、書類がいつそろうか確認してから新しいところに連絡をします。

転校手続き

学校
学校

 手続きのみで考えると、転出届の提出+在学校の手続きが1日、転入届+新しい学校での手続きが1日で最短2日で終わりますが、実際問題現実的ではありません。

長期休み中であればゆっくりできると思いがちですが、実際には先生の研修や休暇などで手続きが進まないこともあるので注意しましょう。

小学校・中学校

 転校手続きと言っても人によって学校が変わるのか学区だけ変わるのか、はたまた私立から公立に行くのかなど様々です。今回は、以下の3つの場合の手続きの流れや必要書類について解説していきます。

  1. 同じ市区町村で引っ越す場合(公立)
  2. 県外など別の市区町村へ引っ越す場合(公立)
  3. 私立から公立に転校する場合

①同じ市町村で引っ越す場合(公立)

手続きの流れ

1:転校することを在学校に伝える
2:転入先の学校に連絡する
3:市区町村役場に「転居届」と「在学証明書」を提出する
4:転入先の学校に「転入学通知書」を提出し、転校手続きをする

現在通っている学校で「在学証明書」を発行してもらいましょう。

②県外など別の市区町村へ引っ越す場合(公立)

手続きの流れ

1:転校することを在学校に伝える
2:新住所地の教育委員会に連絡
3:転入先の学校に連絡する
4:現住所の自治体の窓口に転出届を提出
5:引っ越し先の自治体の窓口に転入届を提出
6:転入先の学校で転校手続きをする

在学校で「在学証明書」と「教科用図書給与証明書」をもらいましょう。
転入先に「在学証明書」、「教科書用図書給与証明書」、「転入学通知書」(市役所で発行)を提出してください。

③私立から公立に転校する場合

手続きの流れ

1:転校することを在学校に伝え、「在学証明書」を発行してもらう。
2:住んでいる自治体の教育委員会に連絡

私立の場合、学校によって手続きが大きく異なるので、学校に問い合わせるようにしましょう。

高校

 小学校・中学校と違って高校は義務教育ではないため、公立・私立関わらず学校側の条件を満たさないと転校することができません。

転校の条件
  • 転校先の学校に欠員が出ていること
  • 転入試験で合格すること
  • 県外の高校からの転校であること

 高校は転校の受け入れ期間が学期が変わるタイミングと決まっているため注意してください。しかしやむを得ず、学期の途中に引っ越しすることになっても、学校によっては受け入れてくれます。成績や部活動の継続などを考える際は、早めに情報を集め、動くようにしましょう!

 また、公立高校は入学日までに運営する都道府県や市町村に実際に住む、もしくは住所をおく(生活の本拠地として住民票に登録する)ことが必要です。(定時制・通信制高校の場合は志願者本人が入学日までに該当地域で住むか働くこと)

高校の転校手続き

手続きの流れ

1:転校することを在学校に伝える
2:「在籍証明書」「成績(単位取得)証明書」「在籍校校長の転学照会書」を発行
3:転校できる高校を探し、願書を取り寄せる
4:転入学試験・面接に合格する
5:転校先の高校に必要書類を提出

引っ越し先の希望する高校が公立の場合、引っ越し先の教育委員会に相談しましょう。

私立の場合は、都道府県市議会協会に問い合わせしてください。

 高校の場合は、公立と私立どちらも発行する書類はほぼ一緒ですが、問い合わせ先が異なるので、注意しましょう。

保育所の変更手続き

赤ちゃん

 転園や転所の手続きは自治体や地区、その園によって必要書類が全く異なります。

 さらに、公立保育所などでは、時期によって転所の手続き場所がポンポン変わります。4月以外の時期に転所すると、入園の窓口が役場ではない可能性があるため、まずは窓口の場所を確認しましょう。

 申請者側からすると迷惑きわまりないのですが、時期によって市役所内の仕事量が異なり、別のところで対応しないと仕事が回らくなってしまうので許してください……(体験談)

引っ越し先の市町村役場で確認すること

・転所、転園の窓口
・必要書類(主に「申請書」「就労証明書」「年間給与証明書」)
・救済の有無
・転所、転園の申し込み期限
・希望園の空き状況の確認
・通園バスの範囲

「救済の有無」って何???

救済の有無とは

 保育所に入る順番は「点数」と言われるものが高い順で決まるのですが、引っ越し先の保育所に入る場合、この「点数」がほかの人より低くなり、保育所に入りづらくなってしまいます。

 「救済」とは転職や転勤などのやむをえない理由がある場合、その理由も考慮して、「点数」を減点しませんよという制度です。

 「点数」は、実際は指数と呼ばれるもので、家庭の状況や所得によって変動します。この指数を下げないことが保育所に入りやすくなるための方法なんです。住民票を引越し後の市区町村へ移した後に入園申し込みをすると指数が下がらないので覚えておくといいでしょう。

待機児童になってしまったときの対処法

赤ちゃん

 転職や転勤による引っ越しで一番大変なのが、引っ越し先で保育所が見つからなかったときです。

 待機児童0の地域であれば、公立保育所への申し込みの翌日から入所することも可能ですが、待機児童がとても多くいる地域だとすぐに入所することが難しくなってきます。

 特に東京・横浜・大阪は待機児童の多いところです。希望してても、なかなか定員の空きがなく、入所できない、ということも普通です。

 子どもを入園できず、どうにもできないというご家庭は、育児休業の延長申請をして保育所に空きが出るのを待ちましょう。育児休業は原則一歳までですが、やむを得ない場合1歳6ヶ月(再度申請すると2歳まで)延長できます。

育児休業を延長したい方は、以下の 厚生労働省「育児休業」の延長を予定されている労働者・事業主の皆さまへ を確認してみてください。

厚生労働省:「育児休業」の延長を予定されている労働者・事業主の皆さまへ

保育施設は場所によって保育方針が大きく変わるため、空いているところにとりあえず入園させてみるというのはできるだけやめましょう

合わなかったときにまた新しい保育所を探さないとだし、そこで生活をする子どもも新しい環境に慣れたり、友人関係を作ったりしないといけないとだし、大きな負担になるもんね……。

まとめ:手続きは余裕をもって行おう!

 今回はチェックリストを使いながら「転職による引っ越し手続き」について詳しく解説しました。手続き方法を理解することは大切ですが、「引っ越しの費用を抑え方」についてはさらに重要です。

 以下の記事では「引っ越し費用を抑える方法4選」について詳しく解説しているので、こちらの記事も併せて読んでみてください。

引っ越し費用を抑える方法 4選! ・初めての引っ越し、費用が多くかかるのではないかと心配 ・引っ越し費用を抑えたい  引っ越し費用は安く抑えたい...

 また、退去費用と入居費用も抑えることができると、確実に10万円以上費用を抑えることができるのでおすすめです。以下の記事では、退去費用を抑える方法と、入居費用を抑える方法を解説しているので、「もっと費用を抑えたい」という人は、こちらもぜひ見てみてください。

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sabakun
公立保育士として従事していましたが、労災により勤務が難しくなり退職。現在デザイン会社Diligentを立ち上げ、WEBデザインなど様々な業務を行っています。 公務員時代の引っ越し、転勤の経験をもとに引っ越しに関する役立つ情報を発信していきます。