住宅

地域の引っ越し業者は弁償してくれない?荷物が壊れたときの対処法

こんな人におすすめの記事です
  • 家や荷物が傷ついたときに補償してくれるかわからない
  • 自分の荷物が補償の対象になるか不安

地域密着型の業者に引っ越し依頼をした人によくある悩みですが、この記事を読むことで、引っ越しの補償でおさえるべきポイントがかんたんにわかります。

今回は、4つの視点から解説していきます。

・補償の範囲
・補償の対象になるモノ
・補償になったらどんな対応をしてくれる?
・補償してくれる期間は?

引越しをやすく抑えられても、業者とトラブルになったりしたらイヤですよね……。

引っ越しの補償について知ることで、ストレスのない引っ越しができるようになりますよー!

この記事を書いた人

さばかん
起業したものの資金が尽きたため地域の引っ越し業者に勤務している。

引っ越しの裏事情や大手と地域密着型の違い、引っ越しを安く抑えるため方法などを解説している。

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この記事の結論
  • 荷物を確実に守るなら、じぶんで引っ越し保険に入る
  • 新居の損害は特約に入らないと補償されない
  • 荷物が壊れたときは、修理という形で補償
  • 補償の期間は3か月

補償の範囲はどこまで?

引っ越しのときにかけられる保険は2種類あります。

  1. 業者が加入する保険
  2. 個人で加入する保険

2つの保険は補償の範囲が大きく変わってきます。

業者が加入する保険

補償額
1000万円まで

保険加入料
0円(業者側で負担)

補償範囲
・業者の過失(積み込み、荷下ろし、輸送中の事故でモノが壊れたり失くしたとき)

個人で加入する保険

補償額
1000万円まで

保険加入料
1000~2000円

補償範囲
・業者の過失
・依頼者の過失
・天災(台風や地震など)
・盗難

個人が加入した保険は、業者が加入している保険よりも広い範囲を補償してくれます。荷物を確実に守りたい場合には個人で加入しましょう。

引っ越し業者のミスじゃなくても補償してくれるのはうれしいね!

業者の過失は、引っ越し業者のミスを証明できないと補償がでません!!

引っ越し前後には、必ず荷物や新居を撮影し、もしものときに証明できるようにしておきましょう。

補償の対象になるモノ

補償の対象になるものは加入している保険によってかわります。

どんな保険に入っているのか、補償の対象になるものはなにか必ず確認しましょう。

補償の対象になるモノ一覧

家具

運送中の火災や事故で壊れたときのみ補償
生鮮食品
電化製品
バイク
ペット(保険によりけり)

荷物の補償はわかったけど、新居の壁とか床がキズついたときは補償されるの?

実は、補償は荷物だけで新居のキズは補償されないんだ……。

基本的に、新居のキズについては補償の対象になっていません!

しかし、保険には新居のキズを補償するオプションもあるので不安な人はつけるようにしましょう。

もちろん、引っ越し業者のミスで家に損害があったときは補償の対象になるので、壊れているところを見つけたらすぐに引っ越し業者に連絡しましょう。

引越し見積もりのときに、業者さんが保険に入ってるか確認しておくといいね!!

補償の対象にならないモノ

補償の対象にならないものは大きく4つあります。

  1. 運送前に壊れていたものや自然に劣化していくもの
  2. 貴重品(データを含む)
  3. 危険物など取り扱いがむずかしいもの
  4. 引っ越しに関係ないもの

補償の対象にならないモノ一覧

貴重品
現金
有価証券
宝石・貴金属
預金通帳
キャッシュカード
印鑑
精密機械・電子機器

危険物など取り扱いがむずかしいもの
火薬・薬品などの危険物
ペット
不潔なもの
ピアノ
美術品・骨董品

貴重品は、補償の範囲がひろい個人加入の保険でも補償されません。

大切なデータが入った精密機械や電子機器、貴重品は自分で運ぶようにしよう!

引っ越し業者が引き受けできないものをこっそりと梱包していた場合も補償されません。

契約違反としてすべての補償が受けられなくなる可能性があるので注意しましょう。

どういった形で弁償してくれるの?

補償方法は2つあります。

  1. 壊れたものを修理する
  2. お金を支払う

荷物が壊れたときは、修理という形で補償され、修理ができないものは、お金で補償されます。

お金で補償する場合、壊れた荷物がどのくらいの価値を持つのか査定して決められます。

査定の方法は決まってるの?

査定の方法は引っ越し業者によって異なり、

・引っ越し日時点での価値を基準とする
・荷物の購入時から価値を計算する

などいろいろな方法を取っているので、細かい内容は業者に聞くことをオススメします。

補償期間はいつまで?

引っ越しの補償は3か月です。

荷物を受け取った日から3か月間は補償の対象ですが、3か月を過ぎると補償が受けられません。

引っ越ししたら、すぐに荷解きをして荷物にキズがないか確認しよう!

まとめ

今回は、引っ越しの補償でおさえるべきポイントについて詳しく解説しました。

引っ越しの補償について知ることは大切ですが、入居費用や退去費用を下げることはもっと大切になってきます。

以下の記事では、入居費用を抑える方法と退去費用を抑えるための方法について解説しているので、ぜひ読んでみてください。

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sabakun
公立保育士として従事していましたが、労災により勤務が難しくなり退職。現在デザイン会社Diligentを立ち上げ、WEBデザインなど様々な業務を行っています。 公務員時代の引っ越し、転勤の経験をもとに引っ越しに関する役立つ情報を発信していきます。