- 乾燥機を安全に長く使いたい
- 衣類が着られなくなるのを防ぎたい
乾燥機を購入された方、これから購入をご検討の方は、乾燥機のトラブルや事故が心配ですよね…!
乾燥機は洗濯の力強い味方ですが、使用方法を誤ったり、適切なメンテナンスを怠ったりすると、火災など大きな事故につながる危険性があります。
この記事を読むと乾燥機のトラブルを防ぎ、安心して使う方法が分かります。
今回はケーズデンキで家電配送をしている管理人が、以下の2つの視点から乾燥機のトラブルを防ぐ方法について詳しく解説します。
✔ 乾燥機に入れてはいけない衣類や素材
✔ 事故や故障の原因と自分でできるメンテナンスについて
故障や事故を防ぎ長く大切に使えるようにしましょう。
管理人:さばかん
ケーズデンキの下請けとして一か月140件家電を配送・設置しています。
メーカーごとに家電の特徴や性能、寸法を把握からその人の用途や頻度に合った家電を紹介します。
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- 乾燥機NGな衣類を乾燥すると型崩れや縮み、発火の原因になる
- 特に油分のついた衣類を乾燥すると発火する
- 事故や故障を防ぐためには使用方法を守り、乾燥機周りの掃除をこまめにしよう。
乾燥機に入れてはいけない衣類や素材
乾燥機に入れてはいけないもの 一覧
- セーター、ウールの衣類
- 絹製品や毛皮・皮革製品
- タンブラー乾燥禁止表示
- 吊り干し・平干し表示のあるもの
- のりづけした衣類
- スリッパ、帽子、ぬいぐるみ
- 和服、和装小物
- 油分の付着した衣類やタオル類
ポリエステルの服を乾燥機にかけると溶けるという噂がありますが間違いです。200℃以上の高温だと溶けますが、家庭用の乾燥機で200℃を超えることはないです。
乾燥機に入れるとどうなるの?
型崩れや縮み、発火の原因になります。
プリントしてある服は熱で接着剤が溶けたり、プリント部分が劣化してべたべたになることがあります。
油分の付着した衣類・タオル等の布類は、発火の危険があるため絶対に乾燥機に入れないでください。
洗濯後の衣類・タオル等に残っている油分が、乾燥による熱風で酸化し、発火します。
天ぷら油を熱いうちにゴミ箱に入れると発火する例があるように油分の高い物が高温の状態で密閉されると、どんどん温度が上がり自然発火する原理と同じです。
また、一度でも油分がついた場合は洗濯後でも乾燥機に入れないようにしましょう。
ふつうの洗濯では油分が完全に落ちないことがあるんだ!
乾燥機の中で発火する油類 8つ
以下の油分がついたものは絶対に乾燥機に入れないでください。
- 美容オイル(ボディオイル、エステ系のオイルなど)
- 食用油
- 機械油
- 動物系油
- ドライクリーニング油
- ベンジン、シンナー
- ガソリン
- 樹脂(セルロース系)
油分がついてしまったら乾燥機には入れず、ハンガーにかけて干すようにしましょう。
しかし、どうしても乾燥機にいれたい…!という衣類があるときは、下洗いして油分を落とす必要があります。
下洗いをするときは、衣類が下洗い可能か確認するようにしましょう。
下洗いができない服についている洗濯表示
いずれかのマークがついている衣類は下洗いをしないようにしましょう。
下洗いができない服を洗濯すると、
- 色落ち、毛羽立ち
- シミ、シワができる
- 風合いの変化、型崩れ
- カビが生える
など悲惨なことになります。
洗濯機に入れりゃあ、なんでも洗えんだろっっ!!!と洋服に根性論は通用しませんので注意が必要ですね。
事故や故障を防ぐ方法を防ぐためのチェックリスト
故障の原因
以下のチェックリストに当てはまる事例は、故障や事故、トラブルの原因になります。うっかり行っていないか確認してみましょう。
✔ 乾燥させる衣類が極端に少ない。衣類を詰め込みすぎる
✔ 糸くずフィルターや吸気フィルターがつまっている
✔ 乾燥させる衣類とヒーターの強度があっていない
✔ 通気口や排気口付近に燃えやすいものを置く
✔ 過剰な連続使用
自分でできるメンテナンス
- フィルターの清掃
- 排水溝の清掃
- 乾燥機周りの掃除、片付け
フィルターの目詰まりを放置するとエラーを起こします。エラーになる前に、フィルターのほこりを掃除機で吸い取るといいでしょう。頻度は月に1回ほどがいいです。
乾燥機の周りを定期的に掃除することで、コードのショートやモノへの引火を防ぐことができます。
まとめ:メンテナンスや使い方を理解して事故やトラブルを避けよう
今回は乾燥機に入れてはいけない素材や衣類、事故や故障を防ぐための方法を詳しく解説しました。
使用方法を守り、乾燥機周りの掃除をこまめにすることで事故や故障を防ぐことができます。
他の記事では洗濯機に入れてると縮む衣類なども詳しく解説しているので、こちらも併せて読んでみてください。